韓国伝統のパッチワーク
ポジャギ 221
衣服を縫う際に余ったハギレをつなぎ合わせ作られるポジャギ。
古来の使い方は包んだり、覆ったり、敷布として…日本でも人気のポジャギはカーテンの代わりに窓辺や壁に掛けたり間仕切りや額装にして…いろいろなアレンジで楽しまれています。
愛らしいポジャギをご紹介します。
モシと染色された布がちよこんちょこんと配置された可憐なデザインはとても人気のデザインです。
いろいろな時間の光を通した様子
壁を背面にした様子
ややグレーがかった黄みのある少し暗いトーンの布が折り重ねはぎ(ぐし縫い仕上げ)で縫い集められ、その中に可憐な染布のパーツが配置され、一重仕立てに仕上げられています。
ブルー、ネイビー、黄緑、ピンク…三角形や細長長方形。
楽しくて愛らしくて。
お部屋をぐんと明るくし寒い季節の暮らしも彩ってくれます。
吊布を取られあえてテーブルセンターとして使われても。
平台に置いた様子
すべてのポジャギに共通して言えるのですが平台に置いて見たとき、光を通して見た時の印象が全く異なるのです。かける方向をいろいろ変えられるとまた違う景色が見えます。
また制作過程でついてしまいまた汚れが見えます。ご了承ください・・・
モシはポジャギに一番多く使われている材料です。
イラクサ科の多年草である苧麻(ちょま)の茎から作られ平織で作られた夏の布でトンボの羽衣とも呼ばれ、軽く繊細でサラサラ…涼やかな風合と共にふっくらとした柔らかさも兼ね備えています。
風と光を運ぶポジャギ…
ポジャギを通すと風はやわらかく、光に透かすと縫い目が浮き出て立体的にも見えとても美しいのです。
日の差し方による表情が異なりじっと見つめてしまいます。
朝のひかり、昼のひかり、夕方のひかり、夜の星、灯りをともしたひかり…
それぞれの時間、それぞれの風と光をお楽しみください…。
小さなアイテムですがいろいろな使い方のできる伝統の知恵を生かしたファブリックです。
気分や季節によって気軽にインテリアの雰囲気を変えてくれます。
伝統を暮らしにプラスしてください…
□ 素材:韓国麻100%
□ サイズ:約103cm×103cm 吊布含まず
□ 取扱いについて 水洗いできますが、シワを伸ばすためには必ず半乾きのときにアイロンをおかけください。アイロンの温度は麻類は高温(スチーム可)です。多少の色落ちがございますので単品でお洗いください。手洗い。染の工程上色むらが多少見受けられる場合がございます。決して不良品ではございません。天然素材の生地の特性上、ネップや傷に見える箇所がある場合がございますが不良品ではありませんので予めご了承ください。ネップとは、生地の表面にぽっこりとした繊維の節が生地表面に出たものを言います。自然な素朴な味としてご理解いただけましたらと思います。